こんにちは。クスビル【@xbuild00】です。
今回は、超人気ガンダムであるユニコーンガンダムがあらゆる意味で今までのMGガンプラを超えた規格外キット
『MGEX ユニコーンガンダム Ver.Ka』がリリースされたので早速レビューしていきます。
MGEX【 マスターグレードエクストリーム】とは機体ごとにテーマを設定してMSの“極限表現”に挑むMGハイエンドブランドだそうです。ちなみに今回のテーマは『発光機構』
MGEXユニコーンガンダムVer.Kaのピックアップレビュー
- ユニコーンガンダムの印象的なサイコフレーム発光を電飾ユニットを使って表現した豪華すぎる異色のガンプラ
- スタイル&可動まわりのギミックが再設計されていて変身前後のバランスがより自然なプロポーションとなり見た目の満足度も高い
- ベース・ケージも付属していてユニコーンガンダムだけでなくまわりの雰囲気ごと組み立てられる意欲的なセット内容
- 内部配線を気にしながらパーツを組んでいくので普通に作るより難しい
- さらに普通のガンプラのように顔→胴体→腕そして合体というような流れで作れず、各部位がつながった状態で作らざる得ないので、作りづらい箇所もある
注目ポイントは今までのキットでは実現できなかったユニコーンモードとデストロイモードのカッコ良さをバランス良くまとめて両立させている点ですね。
MGEXユニコーンガンダムVer.Kaのスペック
基本情報
パッケージの中身
MGEXユニコーンガンダムVer.Kaの発光機構
このキットは全身にフレキシブルLEDシートが張り巡らされているので、設定どおりに全身のサイコフレームを発光させることができます。
パターンのひとつである頭部のみの発光でもいい感じ。
発光パターンその2。全身のサイコフレームを赤色に光らせたデストロイモード。
一番見慣れているパターンでしっくりきますね。
ユニコーンモードでは変身が行われる直前のような力が漏れ出ているような力強い印象になります。
発光パターンその3。サイコフレームを緑色に発光させたデストロイモード。
やはりこの色のユニコーンは神秘的な印象で神々しさ全開。
劇中ではあまり見ないパターン。緑の光が漏れ出ているユニコーンも雰囲気があって良いものです。
本体のグリーン発光に連動してシールドにも光が灯ります。
専用台座に固定する必要がありますがこの演出はかなりうれしい。また、特徴的な手裏剣のような構えも可能。
ベース前方にあるフタを開けて電源ユニットのスイッチとパターン切り替えボタンを操作できるようになっている。
パターンは先に紹介したものに加えて赤と緑が交互に発光するパターンなど全4種類用意されています。
気分によって発光パターンを切り替えられる充実した遊び要素に大満足!
MGEXユニコーンガンダムVer.Kaの遊び要素
デストロイモードのシルエットと可動域
頭部がバランスが見直され、より自然なプロポーションになりました。
カメラアイとセンサー部分はメッキシールを貼っていますが、発光ギミックのことを考えて貼らない選択肢もあり。
首の内側に平たいコードが通っているので顔の角度はあまり動かさない方がよさそうではあるが、一応若干顎を引く程度と左右90度ずつくらいは動く。
肩関節は接続部が前方に少し動くようになっているので肩を入れ込むようなポージングにも対応している。
胸部コックピットハッチは開閉でき内側にはパイロットフィギュアがしっかりと収納されている。
細かいことだが、組み立て時に内部のコクピットブロックをユニコーン様式とデストロイ様式のものと選択できる。(今回はデストロイ様式で作っています)
腕の可動域は左右に180度ずつ回転させて一回転分の可動域を確保している。
関節パーツの中にコードが入っているの180度以上の回転は推奨されて無く、動かすと若干ミシミシ鳴るので少し不安、、、
ヒジの可動域はレの字までが精一杯。もう少し曲がってくれても良さそうですが内部配線のことを考えるとこれくらいがちょうど良いのかも。
構造自体は一般的なガンプラと変わらないので二の腕の回転もできる。
ハンドパーツは握り&武装持ち手用と指の関節が一つ一つ動くものの3種類。シチュエーションによって差し替えて使う。
指の関節が一つ一つ動く画期的なハンドパーツ。
各関節を自由に動かせる分、指が抜けやすいので動かし方には注意が必要。
腹部と腰パーツの間に太い配線が通っているので捻じりは厳禁で最近よくある上下の反りも非対応。
スカートは計6枚それぞれ独自に可動できます。
リアスカートはスケール問わずハッチが閉じやすかったが、今回は形状固定用のストッパーがあるのでカチッとしっかり固定できるありがたい仕様。
開脚域は前後はほぼ水平レベルまで持ち上がりますが、左右が苦手で写真のところまでで限界。
股関節の軸可動も今回は非搭載でした。
関節近くの装甲を開くことでヒザ関節の可動域を大幅に広げられ、ほぼU字型に曲がるようになります。
ちょっと堅めでそこそこ重量のある脚部パーツをしっかりと位置固定できる。
足首周りの可動は良好で前後左右に柔軟に動かすことができる。
この部位が自立に大きく影響するので柔軟に動いてくれる分にはありがたい。
足裏のディテールは結構シンプルです。ふくらはぎ裏のウイングは上下に可動してくれます。
ユニコーンモードのシルエット
変身前後で可動域の変更はほとんど無いのでシルエットのみの紹介。
ユニコーン時の頭部はデストロイ時よりも横幅が大きく安定感のある見た目となっている。
こちらもバイザー内部はメッキシールを貼っています。
一本角のアンテナは割れない角も用意されているので先端が割れてしまうことが気になる方はこちらに差し替えても良し。
もちろんデストロイ時のものをそのまま使うこともできる。
こちらの形態も各パーツがしっかり保持されているので型崩れなど無くきれいまとまったシルエットになっている。
シンプルなこちらもかなり好きです。
ユニコーンモードでも短足感は全く感じられない脚部。
全体的にモデル体型過ぎない連邦っぽいバランスとなっているような印象がたまらんです。
付属の武装紹介
ビーム・マグナム
ユニコーンガンダムの代名詞的武装で銃身が大きく凶悪な印象。左側にサブグリップがあるので両手持ちにも対応。
MGユニコーンにもある銃身可動と弾倉の着脱ギミックはこちらにもあります。
ビーム・マグナム側のアタッチメントを伸ばすことでバックパックにマウントも可能。
ハイパー・バズーカ
ユニコーンガンダム本体をほぼ同じくらいの長さがある巨大なバズーカ。
サブグリップを展開して両手持ちができ、弾倉の取り外しやバックパックにマウントできる点などギミックはビーム・マグナムとほとんど共通している。
ビーム・ガトリングガン
左右3本ずつある武装で、手持ちや腕に直接装備出来たりと複数のポージングに対応している。
6本全部装備させることもできるので視覚ボリューム的にも大迫力!
バックパックと腕にビーム・サーベルの柄が装備されているのでひとつ取り出してエフェクトパーツを取り付けます。
本キットにはエフェクトパーツが2本しか付属していないのでトンファーを含めた計4本のサーベルを完全展開することができないのがちょっと残念。
シールド
本体と同じく変形機能を持つシールド。伸縮と左右の展開を当然差し替えなしでギミックを再現。
専用のアタッチメントパーツを介して腕にガッシリ装備できるのでポロリの心配も無く安心して取り付けられます。
劇中最終決戦を意識してなのか贅沢に計3枚付属しています。
シールド・ファンネル
専用のアタッチメントとベースを使って特徴的な手裏剣のような配置のディスプレイも可能となっています。
3つ専用のベースを連結して使用します。
アタッチメントは挟み込むように6つのビーム・ガトリングガンをホールドしていますが、手軽に外しやすい構造にもなっているので着脱も便利。
各断層はリアスカートにマウントできる仕様になっています。
基本的にはこの後紹介するベースを使用するものの市販のアクションベース用の接続パーツも付属しているので股下にセットすることでそっちを使ってのディスプレイもできようになっている。
ベース・ケージ
ユニコーンガンダム本体とシールド・ファンネル用のベース。
それぞれは着脱可能です。
本体のアームは伸縮と角度調整に対応した設計。
ストッパーが付いているので形状固定もできる優れもの。
先端が接続用の部品になっていて、アームは抜き差しして前後に位置調整できる。
続いてボリューム抜群のケージ。
計10本あるアームは90度可動し、ユニコーンモードの本体をすっぽり収められる。
ケージはスライド式である程度前後移動できる。上から乗せているだけなのでスムーズに可動します。
シールド・ファンネル用のベースはアームの内部にコードが収められています。
アーム自体の可動域は広めで良く伸びる。
本体のコネクタと接続することで本体の発光に連動してこちらも発光するようにできる。
ありがたいことにベースの裏にコードの巻き取り機構があり、クルクル回すとコードが巻き取られている仕組み。
ケージにこっそりとアイテムボックスが用意されているのでこの中に使わないアタッチメントパーツを収納できるホントにうれしい仕様。
これでパーツを無くしたりどこにしまったか探し回らなくて済みます(笑)
ベースにはビーム・マグナムとハイパー・バズーカを差し込めるスペースが用意されている。ホント良くできた付属品だよ。
パイロットフィギュアも豊富に用意されていました。
変身ギミック
頬パーツは一旦取り外してユニコーンモードのフェイスを中に収納し、逆にガンダムフェイスを立ち上げて頭部をもとの位置に戻します。
胸部を左右に広げアンテナを立ち上げ、腹部と胸部の装甲を動かし内部のサイコフレームを露出させます。
腕部は大きな変形は無く、肩を開きパーツを回転。そして腕を軽く縦横に伸ばします。
股間パーツを展開し、フロント&サイドスカートをスライドさせます。リアはハッチを開くのみ。
ヒザパーツを開き中に収納されているサイコフレームパーツを引き出して、ヒザパーツを変形して再度固定。
側面のロックを外して太ももと足首パーツを伸ばして脚の甲を変形。
バックパックのビーム・サーベルを上向きに起こし側面装甲のハッチを開きます。
オマケ【MGユニコーンガンダムとスタイル比較】
左が同スケールのMGユニコーンガンダムになります。
並べてみると全身のバランスが再調整されているのがよくわかりますね。全体と通して骨太になった印象。
逆にユニコーンモードはほとんど違いが無いように見えます。
MGユニコーンは2010年にリリースされたガンプラですがこの時点でほぼ完ぺきなプロポーションだったかと思うと改めてバンダイの凄さを感じますね。
MGEXユニコーンガンダムVer.Ka/まとめ
数多くあるガンプラの中でも最大級のボリュームと難易度を持つガンプラである本キットは、数多くあるユニコーンガンダムのガンプラの中でも間違いなく最高のクオリティ。
テーマである発光機構も複数パターン用意されていてぼく的には満足できるものでした。
ただ、内部に配線を通している関係で可動域が若干犠牲になっている点や組み立て難易度が高すぎる点はいただけないので、次回のMGEXでどのように改善されるか楽しみです。
一新されたプロポーションや豊富な付属品のおかげでディスプレイする楽しさもMAX値まで引き上げられているので、腕に自信のあるビルダーにはぜひ挑戦してもらいたいガンプラでもあります。
高級ガンプラを部屋に飾って眺めるのも良いものですよ。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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MGEXユニコーンガンダムVer.Kaレビュー動画
写真だと伝わりづらいようなギミックについては動画レビューとしてまとめているのでよかったら見てみてください。