こんにちは。クスビル【@xbuild00】です。
今回はバンダイからリリースされているハイエンドプラモデルのHi-Resolution Model【ハイレゾリューションモデル】ウイングガンダムゼロEWをレビューしていきます。
ハイレゾリューションモデルウイングガンダムゼロEWのピックアップレビュー



- 独自のアレンジも良く、元々持つ魅力を引き立てるものでさらに神々しいウイングゼロを楽しめる
- ハイレゾリューション(高解像度)の名の通り全身に細かいディテールやパーツ形状が視覚的な情報量を増やすような形状となっていて圧倒的なボリューム
- 組み立て難易度もほぼMGと同程度なっていて簡単すぎず難しすぎない、ちょうど良いレベル感
ハイレゾリューションモデルウイングガンダムゼロEWのスペック






パッケージはイラストやCGではなくフルカラーの商品画像となっていて中を取り出すとパーツ各種が収まっている仕様。



ハイレゾリューションモデルウイングガンダムゼロEWの遊び要素
本体の可動域


今回シールなどの貼りものが無いのでアンテナ内の色分けなどの細かい箇所もすべてパーツ分割で表現された仕様です。
アンテナ部はゴールド塗装、顔側面のウイングパーツにも可動ギミックがあるかなり力の入った構成。


首元、顔の付け根にそれぞれ可動軸があり顔の向きや角度を柔軟に調整できる。


肩の上部にはマシンキャノンが収められておりハッチが開閉できる。
さらに胸部ゼロシステムの上部装甲が上下の可動する細かいギミックがあり、
設定では先の頭部の可動ギミックと合わせてゼロシステム展開となる。


胸部を大胆に開ける構造で腕周りの可動域を大幅に広げてくれている。
特にこの機体は腕を前に伸ばすポージングが必須となるのでこの仕様はありがたい。


腕関節の可動は上下左右に柔軟に動かせる。側面と背面にあるウイングパーツも必要に応じて動かせるのでパーツ同士がぶつかって可動が制限されることも無い。


ヒジの可動はほぼU字に折れ曲がり、二の腕に回転軸があるので角度調整が可能となっている。


かなり細かい配置調整ができるのでヒジから下を回転させたり、、


腕アーマーをほんの少し傾けて腕との間に隙間を作るといったことができる。


ハンドパーツは親指以外のパーツを差し替えるタイプのものになっている。握り&開きと武装持ち手用が2種付属して場面に応じて切り替える。


フレーム状態のときに柔軟だった腹部まわりの可動域の広さは外装を付けても健在で、積層された外装パーツがそれぞれ動くので視覚的にも楽しい。


もちろん腰の回転にも対応していて、脚の付け根にも回転軸があるので向き調整も可能。


サイドスカートはリアスカート裏に設置軸がある珍しい構造で、リアスカートを動かすとサイドも一緒に動く。


開脚の範囲は広く前後左右にほぼ地面と平行位置まで持ち上げることができる。


ヒザ関節もU字に折り曲げることが可能で、見た目を重視してかヒザ当ての位置も上下に大きくスライドできる。


足首は付け根から延ばしたり逆につま先を立てるように動かすことができ、先端が別パーツになっているので細かい位置調整も可能。
ウイングパーツ


背面のウイングパーツは一部グレーが入ったものになっていてアーム部も羽のような造形になっています。


可動域は付け根から左右に振れ、アームの先端から持ち上げた上で装甲をスライドしてさらにウイングをさらに大きく見せることができる。


側面のウイングを支えるアームは複数の可動軸を持っていてかなり自由に位置調整できるうえに形状変形にも柔軟に対応している。


一番上のウイングには内側にも小さなパーツが隠れていて、それを展開して一回り大きくすることができる。


中間にあるウイングはグレーでこの部分にも展開構造がある。グレーのパーツがアクセントとして入っていることで全体的にも引き締まって見える。


一番下のウイングは大きく3つのパーツで構成されていて、展開することでさらにボリュームアップできるようになっている。
また、分割されたパーツの付け根からほんの少し角度をつけられるのでより羽らしいフワッとした表現も可能となっている。


ウイングの先端の7本のパーツは独立していてそれぞれが少しずつ動かせて細かい表情付けや演出が可能。
ウイングの各部位を完全展開すると1.5倍くらいのボリュームに膨れ上がって圧倒的な迫力!
武装


今回のツインバスターライフルはかなり大きめに作られている印象で、単体でも十分アイテムとして成立する情報量がある絶大な存在感がある。


ハイレゾリューションのオリジナル解釈としてエネルギー伝達ケーブルが付属していて、よりリアリティを追求した演出が可能となっている。


グリップにも一工夫あり、連結時とそうでないときで形状を変えることができる珍しいギミックがある。


ライフルの携行は複数パターンあり、サイドスカートに取り付けたりパーツを引き上げ直接手持ちにすることも可能。


同じ1/100に付属している一般的なエフェクトパーツと比べると一回りほど大きく、日本刀のように反った造形のビームサーベル。
持ち手は背部ウイングのアーム部に収納されている。


TV版ウイングガンダムゼロが持っていたようなシールドも付属していて、専用のアタッチメントを使って腕に保持できる。
変形


ハイレゾリュージョンモデル版には一部変形機構があり足や肩アーマーをコンパクトにたたむことで、、、


大気圏突入モードを再現可能となっています。
股下の接続用パーツがあり別売りのアクションベースを使ったディスプレイも可能。


さらにオリジナルギミックとしてTV版同様、ネオバード形態が再現できる仕様となっている。
内部フレームパーツ



驚いたことにこのハイレゾリュージョンモデルは最初から内部フレームがほぼ組み上がった状態で入っています。
このキットの組み立てはこのフレームに外装を取り付けていく形になっています。



手に持ってみるとズッシリとした重みがあり、ところどころビス留めされているので頑丈に作られている雰囲気があります。
ハイレゾリューションウイングガンダムゼロEW組み立て



フレームは分解せずにそのまま着せるように外装パーツを取り付けてきます。
外装は光沢処理されていてピカピカ。



今回のキットにはシールが無いので頭部周りの色分けが若干心配でしたが、そこは全く問題なくパーツの成型色で完全にカバーできている。



ホワイトとグレーのパーツで色彩的なアクセントを付けつつ腕アーマーを取り付ける。



肩アーマーは上と下から挟み込むように積層状に組み立てる。
ここまでで上半身のパーツ取付が完了で、印象としては顔が小さく、各パーツの情報量が多くなるようなアレンジがされているようです。



こちらもホワイトとグレーのアクセントがバッチリ効いてシャープな見た目。
構成パーツ数は意外と少なくあっという間に形になる。



スカートはフレーム側に軸があらかじめ設置されているので被せるように取り付けます。



ハイレゾリューションモデル独特のプロポーションで少しマッシブな印象で今までにないウイングゼロの本体。



続いてウイング。こちらもアクセントにグレーが入ったもので内側の羽が展開するギミックがある。



側面に配置する大きなウイングパーツは複数の可動に加えてアレンジで伸縮ギミックまで備えている。
羽先はプラで出来ているので取り扱いには注意が必要。



4枚くらいのウイングパーツを集合させたような構造で本体に装備させるとかなりのボリュームとなる。



主武装のツインバスターライフル。
単色で立体化されることが多いアイテムですが今回はブラウンが入ったことでより無骨な印象となっている。



ライフルの連結ギミックはもちろんのこと、今回はリード線を使ったケーブル接続機構がありリアリティを追求した演出。



今回なんとTV版ウイングゼロのものを踏襲したようなアレンジデザインのシールドが付属している。



専用のアタッチメントパーツを使って本体に装備できるほかハイレゾのオリジナルギミックでネオバード形態が実現できる!
ほかの付属品は指の差し替えパーツとサーベル用のエフェクトパーツがある。
ハイレゾリューションモデルウイングガンダムゼロEW/まとめ
MGやHGといったグレードシリーズとはまた違ったシリーズのガンプラで、組み立て手順やシール&デカールが無いなど独自の仕様となっているハイエンドなキット。
最大の特徴は普段ガンプラなどのプラモデルを作らない人でもワンランク上のプラモデルを手軽に作れるところです。外装が光沢仕様となっていることも高級感を演出してくれて完成後の満足感をさらにアップしてくれますね。
注意点としては説明書の図解が簡素すぎてどこをどう動かせるのか分かりづらい点で、慣れないうちは恐る恐るパーツに少しづつ力を加えたり、持ち方を変えたりしながら慎重に動かしていました。
とはいえさらに新しい解釈で立体化されたウイングガンダムゼロEWは正直かなりカッコ良かったのでこのシリーズの今後の展開も期待したいですね。
圧倒的な存在感を放つウイングゼロを見てみたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。

