こんにちは。クスビル【@xbuild00】です。
今回は、HGUCシリーズから2020年夏最新のシャア専用ザクⅡがキット化しましたので早速レビューしていきます。
HGUCシャア専用ザクⅡの良いところ
- パーツ数も多くなくあっという間に組み立てることができ、完成後のシルエットも整っていてかなりカッコいい
- 可動にかなり力を入れているキットでシンプルな構造ながら内部のギミックのおかげでメチャメチャ動く
HGUCシャア専用ザクⅡのスペック
基本情報
パッケージの中身
今回の特徴としてグニャグニャ変形する軟質パーツが入っています
HGUCシャア専用ザクⅡの可動範囲、ギミックの紹介
今回の頭部はチューブが大きくちょっとグフっぽい印象。モノアイはシールを貼って再現しています。首周りはスッキリしているので顔の向き調整はスムーズ。
横方向だけでなく上向きにもしっかり可動します。顔面の裏側にレバーがあるのでモノアイの位置は左右に動かせるギミック付き。(この機構最近のデファクトスタンダードになりつつあるよね)
他であまり見ない構造として首の付け根にも可動域があり、下方向へかなり大きく動きます。
胴体の両胸が完全に独立していて腕周りの可動をさらに広くスムーズなものにしています。
腕関節自体の可動域も広く、露骨に広げるとかなり前方まで引き出すことができる。
可動域にかなり力を入れているので標準的なポージングは何の問題もなくクリア。
腕の関節は問題なくU字に折れ曲がります。ザクの腕って太いので組み立ての時は心配だったがきちんと曲がったので一安心。
手首の先が別パーツになっていて手首にも角度を付けられるようになっている。長物武装を持つ機体は全部この構造採用してほしいくらいありがたいギミック。
ショルダーシールドは手首くらいまで長さがあり見た目のボリュームも十分。可動範囲の関係で向きを変えるには一度取り外して付け直す必要がある。
スパイクの装甲部分は一発成型なので合わせ目な無しでトゲのエッジは丸く安全面に配慮された形状となっています。一応独立しているがほとんど隙間なく覆いかぶさっているのであまり単独では動かせない。
腹と腰の接続を少しだけ伸ばせるので結構深めに上半身を反れる。関節自体は球体関節なのでもちろん横方向への捻じりも可能。
硬軟選択式のスカート、まずは硬質版から見ていきます。こちらはフロント×2、サイド×2、リア×1の構造となっていてリアスカート以外はそれぞれ独立して可動します。
リアスカートにはバズーカ用のラックが折りたたみ式で用意されている。このパーツは硬軟どちらでも使用可能。
軟質スカートを選択してもシルエットに大きな差は無いです。パーツ可動は無いのですが柔らかいので簡単に曲がり、変形します。
硬質スカート装備時の足周りの可動域は可もなく不可もなくといった印象で言ってしまえば普通の範囲。
軟質スカート装備時の足周りの可動域はかなり広く、可動域を100%引き出せる感じですね。アクション重視なら迷わずこちらを選択した方が良いかと。
ヒザの可動範囲も標準的でU字に折れ曲がります。ちなみに側面のチューブは少し硬めのゴム素材のような感じなのでヒザの可動に合わせて柔軟に変形するので可動への干渉は無し。
今回の足首は上下に強く横への可動は得意ではない感じで、足裏のディテールはしっかり入っている。
ザク・バズーカ。砲身がかなり長めでカートリッジなどは無いシンプルな構造。腰にマウントできるようにもなっている。
見た目はシンプルでもギミックは詰まっていて、グリップの角度変更によって持たせづらい長物武装が構えやすくなります。
スコープとサブグリップも可動でき左右に位置調整が可能となっています。
ザク・マシンガン。銃身に余すことなくディテールが施されている丁寧な作りで、こちらもバズーカと同じようにスコープとサブグリップが可動できます。
後ろ側に大きなサポーターがあるので若干持たせづらいのが個人的にはネック。マガジンは2個付属しているので片方硬質スカートの背面にセットできる。
ヒート・ホーク。このアイテムは組み立て不要で簡単に装備できる。こちらも硬質スカートにアタッチメントパーツを取り付けて本体にマウントできます。
台座接続用のパーツはスカート裏から腰に取り付けます。ハンドパーツが豊富で開き、握り、武装装備用の3種類が付属しています。
HGUCシャア専用ザクⅡ組み立て開始
今回は胴体から組み立てていきます。バックパックと腹部を繋ぐチューブは組み立て時に90度に折り曲げて配置。両肩の関節部は後から取り付けているので腕周りの可動範囲は広そうです。
モノアイはシールをペタリなシンプルなもの。裏側にレバーがあるのでモノアイの位置は左右に動かせます。
腕パーツ。特徴として手首が別パーツになっていて形状的に少し伸ばせるようになっています。
肩アーマーはシールドとスパイクとなっていて左右非対称。トゲの先端はマイルドになっていて安全面に配慮された造形です。
足パーツの内側のフレームは丁寧な構成。ヒザがしっかり構成されて、これに外装を取り付けていきます。
足首は複数の関節で構成されているので床との接地面を柔軟に調整できそう。ザク系の箱のような足パーツって意外と立たせづらいのでこれは期待。
このキットの売りである軟質パーツを使ってスカートを組み立て。外側は2パーツで作られているので組み立ても超簡単!足の可動域をMAX活かせるので躍動感のあるポージングがしたい場合はこちらを選択。
選択式だけど硬質パーツでも組み立ててみます。ウェポンをスカートに取り付けるにはこっちの硬質パーツで組み立てた状態でないとできないので注意。
ザク・マシンガン。マガジンやスコープ、サブグリップなど動かせるパーツが多くいろんな構え方が出来そうなマシンガン。ちなみにマガジンは2つあって、硬質スカートの背面に取り付け可。
ザク・バズーカ。ガンプラのバズーカ系に多いメイングリップが角度調整できる構造になっている。バズーカのマウントは硬軟どちらでもできるようになっている。
ヒート・ホーク。組み立て不要の一発成型パーツです。硬質スカート時のみ接続パーツを差し込めるのでザク本体に固定できる。ハンドパーツも豊富に揃っているので武装に合わせて取り付けて装備。
HGUCシャア専用ザクⅡ/まとめ
お手軽で作りやすく、なおかつシルエットも整っていて良く動くとかなり至れり尽くせりな良キットですね。
色分け再現も見事でシール使っているところはモノアイのみです。
今回の特徴的として軟質パーツが使われていたのですが、予想以上に可動域が広がりポージングの幅が大きく増えたと感じましたので今後もこういう工夫を積んだガンプラがどんどん増えてほしいと思えるくらい素晴らしいものでした。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。